親子

どきどきが効果あり?

Michael BußmannによるPixabayからの画像

長男にキュン

長男と一緒にアスレチックで遊んでいた時のこと。

長男は、ゆらゆらする丸太を一歩いっぽ慎重に、わたっていたのだけど、

「こわいよー。」

と半分くらい渡り終えたところで、弱音をもらします。

そのあとは、一緒に手をつないで渡ります。

もうすこしで丸太を渡り切るというとき

「あおいちゃん、楽しいね~♪」

いつもは、ママーやおかあさんと呼ぶ長男くんが、名前で、しかもニコニコ笑顔でこんなことをいってくれるなんて!!

うれしすぎてにやにやがとまりませんでした。

吊り橋効果は親子間でも有効?

ということでドキドキが親子間でも効果があるのか、調べました!

吊り橋効果とは?

吊り橋効果とは、恐怖感や緊張感を生み出す行動を異性とともにおこなうと、その相手に恋愛感情を抱きやすくなることです。

心拍数を上げてドキドキさせれば、恋愛感情のドキドキに錯覚してしまい、本当に恋愛感情を芽生えさせることができるのではないか、ということですよね。

恐怖心を感じやすい吊り橋やお化け屋敷、ジェットコースターなどはもちろん、運動や映画でも効果がありそうです。

運動(軽く一緒に走る)ことでも心拍数はあがりますし、映画や動画でも、ひやひやしたりドキッとする瞬間がありますよね。

実験内容は?


そもそも、この『吊り橋効果』、どのような実験によって、実証されたのでしょうか。

これは、カナダの心理学者ドナルド・ダットンとアーサー・アロンが1947年に行った「生理・認知説の吊り橋実験」により、広く一般的に知られるようになりました。

実験の対象者は独身の男性です。

①地上70mの揺れる吊り橋を渡ってもらいます。

橋を渡っていると、女性が心理学的アンケートの協力を頼みに声をかけます。アンケートが終わったら、「もっと実験の説明をしたいからよかったら電話してください。」と,女性は男性に氏名と電話番号が記されたメモを渡します。

これを②揺れない吊り橋でも行いました。

メモを受け取った男性のうち、電話があったかどうかを調べるものでした。

結果は、①は50パーセントの男性が②では13パーセントの男性が電話をかけてきました。

この結果からダットンとアーロンは、吊り橋を渡った男性側は、橋を渡るドキドキを女性への恋愛感情と誤認したのであると結論づけました。

5割と1割と考えると、実証されたのではないかと考えられますね。

ただし、この実験の目的は

「魅力的な女性が,強い恐怖を感じた男性にとって,より魅力的に映るかを確認する」

とあります。

女性は魅力的だということも心得なければいけないんですね。

家族でのどきどきは?

この吊り橋効果は出会って間もない男女や、なかなか恋愛関係に進展しない男女には、きっかけとして使えますね。

常日ごろから一緒にいる親子にはちょっと違うかなぁとは思いますが、男の子はママと結婚したい時期が、女の子はパパと結婚したい時期があるようですので、恋人関係のような時期もあるのかもしれませんね。

あの長男のきゅんとする一言をまた聞きたいために、今度はどきどきさせてみようかぁと企み中です。